イエスの生涯

遠藤周作

新潮社

宗教にはまったわけではないですよ。保守的傾向が強くなってるだけです。
最近は本屋さんに行っても、新しい作家に手を出すより、昔読んだことのある作家を選んでしまいます。遠藤周作も、『死海のほとり』を読んだことがありまして、その時に『イエスの生涯』と合わせて読むといい……とかなんとか聞いたようなことがあったのです。で、薄いし、文庫本だし、読みにくい作家じゃないので買ってみました。(*'-'*)

まぁ…この後に、『キリストの誕生』(遠藤周作)とか、『新約聖書』とか、『クォ・ワディス』(シェンキェーヴィチ)とか読んだので、なんとなく……宗教にかぶれたか?!と誤解されそうだなぁと感想を書くのを渋っていました。小学校から大学までミッションスクールでしたし、キリスト教に抵抗はないのですが、家は浄土宗なのですよね〜。

とまぁ、そういう事情はおいといて、
感想です。キリスト教を知らない人にはなんのことか@@?な感想です。(笑)

遠藤周作の考えるイエスは、奇跡も起こさず、人々が勝手に彼に昔のメシヤを期待し、人々が勝手に幻滅してイエスから離れて行った、弟子達も一人として理解したものはいなかった、ユダを除いて、とありました。ユダはイエスを理解して、自分と相容れないが故にイエスを売った……ここらへんの想像はさすが小説家ですね。わたしはやっぱり深読みせずに、お金のためじゃないかなぁと思います。
最終章の「謎」では、小説家の立場を貫きたいためか、イエスが実際に「復活」したとは書いていませんが、それを匂わせています。どうして他のユダヤ教の他の預言者と違って、イエスは後に(それも死後それほど経たずに)神とあがめられたのか?……考えてみると、不思議な宗教ですね。

投稿者 れん : 00:36 PM | 書籍

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