イエスの生涯

遠藤周作

新潮社

宗教にはまったわけではないですよ。保守的傾向が強くなってるだけです。
最近は本屋さんに行っても、新しい作家に手を出すより、昔読んだことのある作家を選んでしまいます。遠藤周作も、『死海のほとり』を読んだことがありまして、その時に『イエスの生涯』と合わせて読むといい……とかなんとか聞いたようなことがあったのです。で、薄いし、文庫本だし、読みにくい作家じゃないので買ってみました。(*'-'*)

まぁ…この後に、『キリストの誕生』(遠藤周作)とか、『新約聖書』とか、『クォ・ワディス』(シェンキェーヴィチ)とか読んだので、なんとなく……宗教にかぶれたか?!と誤解されそうだなぁと感想を書くのを渋っていました。小学校から大学までミッションスクールでしたし、キリスト教に抵抗はないのですが、家は浄土宗なのですよね〜。

とまぁ、そういう事情はおいといて、
感想です。キリスト教を知らない人にはなんのことか@@?な感想です。(笑)

遠藤周作の考えるイエスは、奇跡も起こさず、人々が勝手に彼に昔のメシヤを期待し、人々が勝手に幻滅してイエスから離れて行った、弟子達も一人として理解したものはいなかった、ユダを除いて、とありました。ユダはイエスを理解して、自分と相容れないが故にイエスを売った……ここらへんの想像はさすが小説家ですね。わたしはやっぱり深読みせずに、お金のためじゃないかなぁと思います。
最終章の「謎」では、小説家の立場を貫きたいためか、イエスが実際に「復活」したとは書いていませんが、それを匂わせています。どうして他のユダヤ教の他の預言者と違って、イエスは後に(それも死後それほど経たずに)神とあがめられたのか?……考えてみると、不思議な宗教ですね。

投稿者 れん : 00:36 PM | 書籍 | コメント (0) | トラックバック (0)

夏への扉

ロバート・A・ハインライン
福島正実 訳
早川書房

前にお勧めと言われてから、読んでみたいなぁと思っていた一冊。先日古本屋さんで見つけた時に表紙が猫だったということもあり、早速購入しました。
徹夜で読んだ本は今までブログに書いてきた本の中にもありますが、バスの走行中まで読んでしまう本は久しぶりです。歩いている時まで読みたくなりました。(流石にしませんでしたが)

1957年から見ると、1970年や2000年は夢のある時代だったんだなぁ。1970年のハイヤード・ガールは未だに現れていません。便利そうだから、羨ましい。(´・ω・`) 2000年の万能フランクは、漫画「まるいち的風景」(うろおぼえ)のロボットのモデルになったんじゃないかな。

投稿者 れん : 02:36 PM | 書籍 | コメント (0) | トラックバック (0)

僧正殺人事件

ヴァン・ダイン
井上 勇 訳
東京創元社

ネタバレ含みます。面白かったので、是非是非この小説を読んでから感想をお読み下さい。

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投稿者 れん : 04:54 PM | 書籍 | コメント (0) | トラックバック (0)

海ちゃん

岩合光昭
岩合日出子

新潮社

副題「ある猫の物語」。
かわいいな。
うちのねこも外でのびのび(になるかは不明)遊ばせたい気もするけど、前のねこが行方不明になって帰ってこなかったこと、木から下りられない運動神経の持ち主であることから、外に出していません。ねこにとって、それはしあわせなことなのかなぁとも思うんですが……

投稿者 れん : 11:33 PM | 書籍 | コメント (2) | トラックバック (0)

事変 -リットン報告書ヲ奪取セヨ-

池宮彰一郎
新潮社

前に「西部戦線異状無し」を貸してくれた(押し付けてきた?)人が、今度はこれを貸して(押し付けて)きましたよ! 新潮文庫から出ていたのですが、表紙を見たら絶対読まない類の本です。なんか、怪しすぎます。右に寄っちゃってるような感じがしますよ!! いやいやながら手に取ったものの、内容は予想に反してすごく面白かったです。押し付けた張本人はまだ読んでいないそうなので、意地悪して面白かったとは言わないでおきましょう。
時は満州事変後。国際連盟から真相究明のために派遣されたリットン調査団がやってくる。いろいろな政治的事情から、「リットン報告書」を奪うことが必要になった外務省は、スリの集団に協力を仰いで報告書を奪おうとするが……あとは読んでのお楽しみです。ミッションインポッシブルのような感じとでも言っておきましょうか。

ところで、一つ気になることが。
解説で半藤一利という人がこの物語を「ファクション」であると言っていますが、登場人物の中で実在する人物と虚構の人物がわからない〜。ARA密約っていうのもあったのか(これは恐らくあった?)、それを関東軍が入手していたかというところも分かりません。大学図書館に通って真面目に調べたら分かるかもしれませんが、インターネットで調べたところ、なんとなくアヤシイ雰囲気のする団体のサイトにぶつかったのでした……。小説を事実と思われて、都合の良いように使われることがあります。学術論文でもご都合主義のアヤシイ論文があります。こういう本には出典を記したり、注が欲しいと思ったのでした。

投稿者 れん : 00:56 PM | 書籍 | コメント (0) | トラックバック (0)
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